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今朝はいつもよりも交通渋滞がひどくなく、スムーズに通勤できました。でも、やっぱり救急車が1台、一時的ですが立ち往生していました。先日、このブログで書いたように、中国の救急車は行き先が必ず決まっていますが、それでも交通渋滞にはどうしても抵抗できない部分があります。救急車に道を譲るドライバーは昔と違ってかなり増えているそうなので、その分は改善していると聞きますが、それでも、その点は日本の方がましなのかも知れません。 とは言え、日本の救急車はUターンをしないのが慣例らしく、一度通り過ぎた病院に戻ることはないという話を20年ほど前に救急隊の人から聞いたことがあります。私が当時勤務していた国立病院のすぐ近くで交通事故があって、私たちは整形外科の先生たちがちょうど待機モードに入ったところだったので、救急車が来ると思っていました。実際、救急隊にも整形外科医が待機しているので交通事故など外傷の救急に対応できますよという連絡をしていました。しかし、救急車は病院の前を通り過ぎて患者さんを収容すると、Uターンすることなく30km近く離れた病院に患者さんを搬送しました。そこで、整形外科の医長さんと私が救急隊に問い合わせをしたところ、通り過ぎた病院だから行かなかったという返事を受けました。医長さんはベテランの整形外科専門医でしたから、凄く怒っていました。彼にすれば「救急隊に馬鹿にされた」という思いでいっぱいだったようです。10年前にも同じような経験をしたことがあります。こういうことは現実には少なくないと思います。ですが、それを隠して、あるいは、そういう実態を調査することも無く、いろいろと机上の理論を振り回す人が、厚生労働省にも各都道府県の医務課にもマスコミにも一般の人にも多すぎるので、日本の救急医療事情はなかなか改善しそうにない、と思うのは私だけではないはずです。 私は上海に住んでいます。近年、上海で観光客に有名な食材はやっぱり上海蟹です。上海蟹は、モクズガニの仲間で正式名をシナモクズガニと言います。長江水系の湖で捕れる上海蟹が最も美味しいとされ、メスは10月、オスは11月が旬だとされます。今年も私はどちらも食べました。確かに美味しいのですが、私はやっぱり越前蟹はいちばん美味しいと思います。上海蟹は、福井県で有名な小浜のモクズガニに良く似た味です。 実は、先日、うちの病院の女医さんに珍しい上海蟹の子蟹をもらいました。なんと、高粱酒という強いお酒に生きた子蟹を入れて急性アルコール中毒にして殺して塩漬けにしたものなのです。確かに美味しいのですが、塩味がかなり強くて、その上に無加熱の生っぽさに驚きました。子どもの頃に日本でよく捕まえて遊んだサワガニのような大きさで、見た目も似ています。ちょっと気持ち悪い感じもしなくはなかったです。 ![]() 木曜日だった昨日は、家族で上海市内にある龍華寺に行ってみました。有名なお寺で、千手観音像や如来像なども安置されていて、たくさんの人が参拝していました。入場料は一人10元です。西洋人の観光客もちらほらありました。参拝の方法が日本とは違うものの、雰囲気は日本と同じです。まぁ、仏教ですし、中国や朝鮮半島経由で日本に仏教や仏教文化が伝わったそうですから、似ているのも当たり前なんでしょうけど、違和感はありませんでした。 でも、このお寺の周囲はかれこれ20年近くは大掛かりな開発は止まっているそうで、アメリカ系の大型ショッピングセンターが1軒ある以外には、外資系の会社やお店はあまり見当たらず、飲食店街も歯抜け状態で、上海市内にしては、ずいぶんと寂れた感じがするエリアでした。 最近、寒くなってきたせいか、上海でも感染性胃腸炎と考えられる患者さんが増えつつあります。日本でもノロウイルスによる感染性胃腸炎が増えだしているようです。手洗いやうがいはインフルエンザ予防だけではなく、ノロウイルス対策にもなります。みなさんも、十分にご注意の上、楽しい年末をお迎えください。 ところで、またも食の安全を脅かす大事件が飛び込んで来ました。豚の飼料に混ぜて食べさせると赤身が増えて肉の色も良くなるという添加剤「痩肉精」は、実はかつてアメリカ合衆国で使用が始められた塩酸ラクトパミンのことであり、これは人体に吸収されると動悸やめまい、呼吸困難などが起き、最悪の場合は死にいたることもあり、今ではアメリカはもちろん、中国でも、家畜への使用は硬く禁じられています。数年前に大問題となったこの“痩肉精”がまた再びネット上で販売されているのが見つかったと言う話です。 報道によれば、“痩肉精”は武漢の10軒の会社がインターネット上で「塩酸ラクトパミンの飼料添加剤」の名前で販売していて、湖北、点心、上海、河北などにも出回っているらしいのです。捜査当局が押収した過去の販売記録から相当以前から販売されていたようだと推測されているといいます。ただし、実際の、“痩肉精”は塩酸クレンブテロールというアメリカで開発された気管支拡張剤です。これを塩酸ラクトパミンの名前で売ると言うやりかたをしている業者が中国には少なくありません。つまり、今の中国では塩酸ラクトパミンはほとんどなく、その偽物でありながら同じ効果と同じ副作用を持つ塩酸クレンブテロールが代用されているのです。 この飼料添加剤が、もし牛に与えられば、牛乳を通して人体に吸収され、妊婦が飲めば胎児にも影響があり得ます。つまり、奇形や胎児死亡あるいは流産を引き起こす可能性があるのです。果たして、これらの添加剤はどこへ売られどう使われたのか、引き続き調査が行われるそうです。 日本でも少し前にこの薬剤についての報道があったような記憶があるのですが、もう報道されているでしょうか? 中国では牛肉よりも豚肉の方が消費量が多く、我が家でもよく食べるので心配です。 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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どこの国でも、食の安全はいつまでたっても |
gororiku 2008/12/05 16:44 |
Gororikuさん、その牛乳が何でもなければいいですけど、体調は問題ないですか? ほんと、日本製でも怖いものは怖いですね。中国人にも日本製を信頼している人は多いのですが、日本の実態を知るとみんな絶句します。本質的な問題は日中間で差が無いと私は思っています。奇妙なマスコミ報道の変な影響で、やたらと中国たたきをする人がいますがね。 |
矢吹徹 2008/12/05 17:24 |
上海蟹はやっぱりミソですよね。 |
kooning 2008/12/06 00:18 |
こんにちは。コメントを有難うございました! |
てんちゃん 2008/12/06 08:47 |
Kooningさん、コメントをありがとうございます。やっぱり冷凍は美味しくないと思います。特にミソの味が落ちますね。救急車が面子があるのでUターンしないそうです、てんちゃんさん。 |
矢吹徹 2008/12/06 10:05 |
上海蟹より越前蟹ですか♪何か嬉しいですね(=^_^=) |
ニャンニャンのおばあちゃん 2008/12/07 11:54 |
ニャンニャンのおばあちゃん、書き込みありがとうございます。上海のテレビでもノロウイルスに対する注意が連日のように放送されるようになりました。アイルランドの豚肉がダイオキシンに汚染されていたという話ですが、日本よりも香港や中国の方が輸入量が多いらしく、検査漏れしていた可能性が出てきました。欧州各国のいろんな食品類について、中国の検査機関が中国の安全基準を満たしていない例を公表していますが、それを中国の食品への批判に対する報復だと考える人が多いようで、ますます国際関係が悪化しそうな雰囲気さえ感じます。中国の人も、他の国の人も、それそれ困った人たちがいるようです。どちらかが一方的に悪いということはないと思いますけど…。 |
矢吹徹 2008/12/09 10:46 |
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