小説「僕の彼女は中国人」

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help リーダーに追加 RSS 中国に住んでいるおじさんの戯言

<<   作成日時 : 2009/01/09 10:06   >>

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昨日は仕事が休みだったので、ちょっと朝寝坊してから家族で買い物に出かけました。スーパーの無料シャトルバスに乗って帰宅する時、息子は上海のおばあさん達に可愛がられて愛想をふりまいていました。どこでも赤ちゃんは人気がありますね。


夕方にテレビのローカル・ニュースを見ていたら、上海駅の中継録画で「11時間も並んでやっと窓口にたどり着いたら、切符が売り切れでまったく買えなかった」という不運な人が多数出ているという例年の帰省時期の情景が描かれていました。今年も、春節のラッシュは凄いものになりそうです。

それにしても、ほんとに寒い日が続きます。ニュースは世界的な不景気の話ばかりで、このブログも不景気という文字列のオンパレードになっていますが、今日もそういう状況の中での「私のつぶやき」を書いてみました。


今月になって発表された2008年11月の中国民航航空貨物の輸送量は前年同期に比べて10%以上も減り、一方、2008年11月の乗客の搭乗率は国内線で74.5%となり、国際線は68.6%と例年にない厳しさだったとか。これも金融危機の影響によるものだそうです。

昨年は中国の飛行機へのマッチやライターの機内持ち込みの規制緩和が12月20日から行われるというニュースを見たのですが、結局はそれは見送りになったそうです。やっぱり、飛行機の中で喫煙する人がいると苦情が出てますます搭乗率が下がるとか、テロ対策を継続する姿勢をアメリカに見せたいとかの思惑が働いたのかも知れませんね。


いろんな分野で金融危機の影響が叫ばれていますね。広東省の珠江デルタ地区に進出している香港系の企業5万社のうち1万5千社が倒産した可能性があると言われているそうです。それでも、中国政府は同デルタ地域を世界最大の都市にするための開発計画を立てているというのですから、根性がありますね。まぁ、そういう計画でもないと不景気から脱出できないかも知れませんが…。

本当にできるか、ではなく、やらなくてはならないという感じで頑張っているように見えます。まぁ、それだけ世界経済は厳しい状況になり、中国もその例外ではないということです。そして、中国経済がだめになれば、それはそのまま日本経済を壊滅的な状況に追い込んでしまう要因になることは間違いない、というのが経済専門家たちの大方の見通しだそうです。


朝、バスに乗っていたら、移動テレビ局で「上海政府が新しく開学を進めている体育学校について、その運営方法やカリキュラム、安全監督制度など具体的に細かな項目を並べて市民に意見を公募している」というニュースが流れていました。他には、「公共交通機関をより安全かつ効率的に利用でき、より多くの人が座れるようにするためのご意見を募集しています」という広報もでていました。

市民に政府が意見を募るというのは、それが本当なら良いことだと思えます。まさしく、民主化が進んでいるということになりますよね。ところが、です。いくつかの日本の報道によりますと、それが見せかけだけで、中国という国の政府は信用できないとニュースサイトでコメントを書いて中国政府を批判している人たちがいます。でも、そういうコメントの中にはどう考えても支離滅裂で意味不明の文章や、中国に住んでいる私が読んでも嘘としか思えない話を根拠に批判している文章などもあります。

「政府に意見をメールや手紙で出しても反応がない」「返事が政府からなかなか来なかった」「どこにメールや手紙を送ればいいのかわからない」「電話をかけても繋がらない」など90%を超える中国人が不満を持っていると報道も日本のサイトで読みました。本当にそうなんでしょうか?それとも反共プロパガンダでしょうか?それとも、他に目的がある記事なのでしょうか?その記事に対する読者のコメントも、私にはさっぱり理解できない変なものばかりでした。世の中、何が本当で何が嘘なのか、さっぱりわかりません。

ネットで人々から非難が集中するお役人たちが実際に悪事が露見して更迭される国も中国なんですから、不思議な話ですよね。

よく考えて見ますと、それって日本でも似たようなものではないかと思える節も無きにしも非ず、です。日本でも行政に苦情を言ってもレスポンスがない、あるいは、きわめて鈍い反応しかない、公務員が公金や事務処理を誤魔化す、などという話が現実にあるわけです。人口が少ない分、発生件数の実数が少ないだけですよね。

とは言え、私には政治的イデオロギーなんていうものはありませんし、中国に住むようになってより明確に自覚したことですが、共産主義でも自由主義でも資本主義でも社会主義でも、私にはあまり意味がありません。それが、40数年間生きてきて、私が感じる結論です。日本にいるときにも漠然とそう感じていたのですが、今は、はっきりとそう思います。かと言って、私は別に政治的無関心が強い人ではありません。でも、「これまでの我が人生においてそれらは意味がなかった」と感じるのが本音なんですよね。

つまり、毎日を生きていくので精一杯なわけです。それが庶民の感覚、本音というものではないでしょうか?もっと言うと、日本の庶民にできること言えば、みんなのためになってくれると思える政治家に選挙で投票することぐらいです。その政治家が実は何党の誰であっても当てにはならないのですから、嫌になりますね。この状況は第二次世界大戦の後もずっと改善されていないように思います。ただ一つだけ昔と違うのは、今生きている日本人のほとんどが日本鬼子の思想を持っていないということです。ところが、そうは思ってくれない人々が、中国人や韓国人、北朝鮮人なんですね。困ったものです。それは、それぞれの国の政府が行ってきた教育の結果ですからねぇ。


ところで、最近の中国では香港での出産がブームになっています。香港で出産すると費用は4万元から5万元と中国国内7倍から10倍程度もかかるのですが、それでも頑張って香港まで行って出産する人々がいます。香港で出産すると、生まれた赤ちゃんは香港籍、母親の地元籍、父親の地元籍のいずれかが選択できます。みんな香港籍が欲しいので、香港籍を選びます。なぜなら、香港籍だと日本人のように多くの国にビザなしで2週間程度の渡航ができるので旅行に便利ですし、海外留学時のビザ審査も通りがいいので便利だからです。でも、海外留学をしたからと言って、それだけで出世できるほど甘い国はどこにもないのですが、出世を夢見ている人が多い国なんですよね。

ちなみに、私の知っている高学歴または高収入な中国人さんたちは、「日本国籍もいいよね。たいていの国にビザなしで行けるし、留学の受け入れもいいし、日本人は便利だね」といいますが、日本人であること、日本国籍を持つことのメリットは、私にもそれぐらいしか思いつきません。国籍とか国、あるいは県境などの境目は自然にあるものではなくて、人が勝手に作った境目でしかないのです。自分が住む地域のリーダーになりたい人たちが決めたルールがその起源なのではないか、と疑いたくなります。

また、国籍に関係なく生まれ育った場所が故郷であり、故郷に愛着を持つのは自然なことですから、在日外国人だった人の中に密入国をしてまで日本に住むことに固執する人がいても不思議は無いと思います。生まれ育った外国を愛する日本人も少なくないはずです。国籍がどうだ、過去の歴史がどうだ、民族がどうだ、宗教がどうだ、など私にとってはどうでもいい話が地球上からなくなる日は来ないのかも知れませんが…。

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