小説「僕の彼女は中国人」

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zoom RSS 中国におけるゲーム事情って…

<<   作成日時 : 2013/01/29 08:25   >>

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つい先日、とある出版社から10年近く前に出した本について電話連絡が来ました。某大学の先生が私が書いた本をテキストにしてくれているそうなのですが、その本について質問をくれたそうです。出版社の担当者は、自分が専門家ではないという理由で、著者である私に返事を書いて欲しいと連絡してきたわです。

私は二つ返事で引き受けることにしましたが、その大学、正直言って私はどこにあるのかも知りません。初めて耳にする名前でした。そう言えば、その本が出版された当時も何人かの読者から質問が寄せられ、一人一人に返事を出した思い出があります。某有名国立大学の工学部の学生さん達がレポートのネタ本にしたくれたりと、意外と反響があった本だったようです。実際、韓国と台湾で翻訳本が出ました。

でも、ここ1〜2年は増刷もされていないらしく印税も入ってきていない本なので、”そろそろ絶版かなぁ〜”なんて思っていましたから、”大学のテキストにしている”という話を聞いて驚きました。

質問状と解答用紙を出版社から送ってくれるそうですが、果たしてどんな質問が届くのやら…(苦笑)

さて、今日の本題に入ります。

「中国当局は、若者への悪影響を考慮して、2000年からゲーム機の製造・販売・輸入を禁止しているが、中国当局が家庭用ゲーム機の禁止政策の見直しを検討している」と中国誌が報じているという内容の記事をみました。

中には、「ゲーム機の解禁で、パクリ製品の流通はどうなるのか?」などと記載している記事もありましたが、解禁になってもそういゲーム機は台湾系企業もたくさん作って大陸で売っていますから、なかなか減ることはないでしょうね。

家庭用ゲーム機の禁止政策を実際に行っているのは7つの省だけであり、重慶でも上海でも禁止はされていませんから、禁止されていない地域では日本の製品であるNintendo3DSやDSとその関連商品やゲームソフトの正規品を売っているお店は普通にあります。そういた地域ではバスに乗ればPSPでゲームをしている若者を見かけることも日常茶飯事です。知人の一人である若い武装警察官もPSPを愛用しています。

上海の観光地として有名な豫园のすぐ近くの大通りには、任天堂の専門店があり、NintendoというロゴをつけたTシャツを着た店員さんたちが堂々と本物を販売しています。私もそこで息子と一緒にWiiで遊びましたし、DS用のゲームを買ったことがあります。

上海のトイザラスにはタカラ・トミーの小型ゲーム機が二種類売られており、それらは私が日本で買ったものと同じものでした。

しかし、上海でも重慶でもゲーム機は公認されているにもかかわらず、それほど人気があるわけではありません。なぜなら、多くの人はWindowsPCかMacでゲームをするか、iPadかiPhoneもしくはAndroidスマホかタブレットでゲームをする方が一般的であり、これらの販売を禁じている省はどこにもありませんから、パソコンとスマホは圧倒的に普及しているのです。

しかも、パソコンを使ってゲームを楽しむことができる料金も格安のお店は、中国全土にあります。家庭用ゲーム機を禁止している省でも、実際には他の省で買ったゲーム機を使うことまでは禁止していません。まして、パソコンやスマホは禁止されていませんから、普及率はかなり高いわけです。

最近は、パクリの携帯電話やスマホは売れなくなり、利益が減ってしまい、そういった偽物は中国市場から急速に減ってしまい、都市部では消えてしまったお店がかなり多くなってしまい、同時に本物が安くなっているので、ますます本物のスマホが普及していると言える状況です。

そんなわけで、中国においてアメリカや日本の会社がゲーム機の販売で業績を伸ばすのは、たとえ7つの省で家庭用ゲーム機が解禁されたとしても、それほど簡単なことではなさそうです。特に据え置き型のゲーム機を販売するのは難しいでしょうね。

安価に提供できそうなPSPやNintendoDSなど大量生産が確立している製品の方が新しい据え置き型ゲーム機より有利だと思われます。

”安くて使いやすい”パソコンにはない感覚で遊べる安価でクオリティが高いゲーム機でなければ売れないと思います。次世代機の売り込みよりも、いかに従来機の良さをPRできるかが、ポイントになると思われます。それに、当然ですが、”中国人の好むゲームとは何か”を見極めることが大切です。

「中国政府がゲーム機の販売・輸入規制の撤廃を検討している」と報道を「”中国全域で禁止されているんだ”と勘違いした人々」が少なからずいたようで、任天堂やソニーの株価が上がったというのですから、笑えますね。

7つの省を”七つの政府機関”と表記している報道もあります。そういう表現だと、まるで中国全土で家庭用ゲーム機の製造・販売・輸入が禁止されているような誤解をする人が増える原因になるだけですね。

”中国のゲーム規制が厳しすぎる”という記事もありますが、内容は大げさな表現が過剰にはいています。規制の条文は厳しくても、実際の施行には甘い部分もたくさんあり、オンラインアダルトゲームもまだまだあります。規制によって賭博性が減り、短時間で出来る簡単なゲームが増えただけの話です。もそもと、さほどエロいゲームはありませんから…(笑)

中国に日本や欧米の会社が進出するには、中国の経済政策が最も大きな原因になって中国企業と合弁会社を作る必要が出てきます。合弁会社の方が、外資単独よりも商業活動上の許認可の基準が甘く、かつ、事務処理速度が速いんです。ゲーム規制よりも、”経済政策上の理由で、いろいろと体裁を整えて許可をくれない”という日本と同じ体裁主義の障壁があるのが、現実であり、それが事情の核心です。

そういうことをずばっと書かない日本のメディアは中途半端で大げさな表現が多いですね。本当はすごく単純なことなのに、中国を複雑怪奇な国であるかのように書く記事が多すぎます。
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出版社から郵便物が届きましたが、中身は質問状ではなく、読者の自慢話でした。出版社の人もいい加減ですね。思ったことを正直に出版社の人に伝える返事を書いて送りました。

世の中には、いろいろな人がいるものですね。
矢吹 徹
2013/02/01 13:07

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