小説「僕の彼女は中国人」

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zoom RSS 現実には低い日本の医療レベル

<<   作成日時 : 2015/01/15 13:17   >>

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昨年2014年は日本各地で麻疹や風疹が多発し、先天性風疹症候群による先天異常をもって生まれた赤ちゃんも複数報告され、産科でも小児科でも問題視され、マスコミも関連情報を報道していました。

厚生労働省など公的機関によるデータでは、昨年は最終的に、麻疹患者は463例、風しん患者は321例、先天性風疹症候群(CRS)は9例と報告されたそうです。

麻疹はアジア諸国では昨年10月以降増えており、特に最近の1か月ではベトナムや中国でも増えているので、当面は日本でも注意が必要だという意見もあります。

また、012年第42週から始まったCRSの報告は、2014年40週にあった千葉県からの報告まで、45例になったわけで、このような多数の患者が発生したということは、日本の医療が未だ発展途上であることを如実に示していると考えるべきだという専門家の意見を多く聞くようになりました。

確かに、先進国と比べると、日本の状況はかなり悪いですね。麻疹や風疹の輸出国として、今でも欧米諸国から批判されているのは無理のない話です。

実際、日本の医療レベルはかなり低いです。

以前にも書いたことがありますが、コクランレポートによるとタミフルはインフルエンザの治療薬として効果があるとは科学的には言えません。つまり、インフルエンザの治療薬としてタミフルが有効であるという明確な科学的根拠はありません。にもかかわらず、未だに世界で最も大量にタミフルを処方しているのは日本の医師です。

タミフルはインフルエンザを治療できないし、インフルエンザ脳症・脳炎を予防できるという科学的根拠もなければ、治療できるという根拠もありません。

タミフルは特に10代の患者に使用すると、幻覚(幻視や幻聴)やせん妄などの精神症状を惹起して部屋の窓から飛び降りたり、道路から飛び出すなどの危険な衝動的行動を惹起するという危険性が指摘されていますが、自分の責任になるのを恐れるのか、確定的な因果関係があるという医師は少なく、”可能性があるので慎重投与すべき”という曖昧な表現で体裁を整える不可解な輩が少なくないようです。

しかし、私は実際に精神症状を来した患者を複数観てきました。でも、私がタミフルを処方したのではなく、他の医師が処方した症例ばっかりです。10-15歳が最も多いのですが、7歳児にもいましたし、18歳もいました。

また、高齢者にもタミフルでせん妄や幻視を起こす人がいるのですが、認知症が存在する人では、認知症によるせん妄などの精神症状で済まされてい人もいると思います。84歳で認知症がない人で、明らかにタミフルによる幻覚・せん妄を発症したと言える患者さんに遭遇した経験も私にはあります。

そもそも、インフルエンザにタミフルを使うのは賢いやり方ではありません。特に、B型インフルエンザには完全に無意味なのに未だに処方する医師がいるのには呆れます。

タミフルのほか、リレンザも精神症状を来すことがあるので、多少は勉強している医師なら、この二つは使わずにイナビルを第一選択薬として使うと思います。また、葛根湯や麻黄湯も単独でインフルエンザに使うことは保険診療上は可能であり、イナビルなどと併用する必要はありません。タミフルを使うぐらいなら、葛根湯や麻黄湯を単独で使う方が、副作用が少ないことだけでも、随分とましです。

ラピアクタは、薬剤を内服できない人、吸入できない人に使うべき点滴薬であり、イナビルや漢方薬などと併用するのは適切な使い方だとは言えません。また、以前にも書きましたが、タミフルに耐性を持っているインフルエンザウイルスにはまったく治療効果がなく、タミフルとラピアクタを併用するのは愚の骨頂であり、馬鹿がすることです。

さらに、これも以前も書きましたが、インフルエンザ患者に気管支炎や肺炎の合併を予防するためと称してオゼックスやクラビットなどの広域合成抗菌剤を投与することは科学的根拠のない無駄なことです。

また、インフルエンザや風邪による咳に対してホクナリン(ツロブテロール、ベラチン)などの気管支拡張剤は効果がなく、メジコンやアストミン、アスベリンなどの鎮咳薬も効果があるというには十分な科学的根拠はありません。これらの疾患による鼻水や痰、咳に対してアレロックやオノン、アレジオンなどの抗アレルギー薬も効果はありませんし、処方するだけ無駄です。

しかし、日本ではこれらの愚かしい行為が平然と多くの医師によって行われているのが現実です。実にばかばかしいですね。国公立の大学病院ですら、やっています。

効果がないインフルエンザの予防接種も受けるだけ無駄です。予防効果があると言うのに十分な科学的根拠がないばかりか、軽症化する効果があるという話も根拠がありません。

まったく、情けない有様です。
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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
最近、松本市の国立病院の白血病患者さんがインフルエンザから急性重症肺炎で亡くなり、インフルエンザの予防接種を受けていた看護師さんがインフルエンザ脳症で亡くなったという気の毒な報道がありましたが、医学的には報道の内容について驚くようなことは医療関係者にとってはまったくないと言えます。驚く医療関係者がいるとすれば、それは水準に達していない人だと思います。
矢吹 徹
2015/01/19 23:33
インフルエンザを他人にうつさないようにマスクをするのは有効で、特に水で湿らせたマスクをすると家族にうつしくくなります。でも、部屋の空気が乾燥していると、意味がなくなります。

自分がインフルエンザにかかりたくないという理由でマスクをするのは無意味であり、ぬれたマスクをしてもそれほど効果はありません。

金儲けのために、嘘やおおげさを本に書いたり、商品化する人々がたくさんいる拝金主義国である日本ですから、気をつけましょう。
矢吹 徹
2015/01/27 14:53
↑ につき、訂正
(誤)水で湿らせたマスクをすると家族にうつしくくなります。
(正)水で湿らせたマスクをすると家族にうつしにくくなります。
矢吹 徹
2015/01/28 23:16

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