小説「僕の彼女は中国人」

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zoom RSS たまには、読書の話など… : 中国のネット小説から安倍公房まで

<<   作成日時 : 2012/11/10 09:33   >>

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読書の秋というわけで、Android Tabletに中国の無料小説も読める代表的なアプリケーションであるGGBookを使って中国のいろいろな小説を読んでいます。

無料で読めるネット小説として、いろいろなジャンルの作品が公開されており、長めのサンプル部分を無料で読めるものもたくさんあります。

かなり面白い作品もあれば、かなりエロい作品もあります。比較的有名でドラマ化されたことがある古い作品も読めるので、いろいろ探してみるだけでも面白いと感じます。


つい先日、日本の作品もたまには読んでみようかと思い、同じAndroid Tabletに「青空文庫」の無料ビュアー・アプリをインストールしてみました。

ビュアーの動作確認を兼ねて最初に読んだ「青空文庫」の作品は、鴨長明の「方丈記」でした。この作品、何度読んでも素晴らしいですね。俗世間から離れようとしつつも離れきれない著者の自己矛盾も含めて人間臭いというか、人生の無常というか、儚さのようなものが全編に滲み出ていますね。やっぱり、名作はいつまで経っても名作なんですね。


ところで、その昔、私は映画『向左走向右走(ターンレフト・ターンライト)』の原作である台湾のイラストレーターで絵本作家でもある幾米(廖福彬)の作品「向左走向右走」を上海で読んだことがあるのですが、これは上海のテレビ局で全20話のドラマになった作品で、せつなさが漂う恋愛小説ともいうべきおとなの絵本です。

”おとなの絵本”という表現だと、エロ本だと勘違いする人も少なくないようですが、これは決してエロ本ではありません。文章で細かい感情表現をしない代わりに、イラストでそれを表現している恋愛小説だという意味で、”おとなの絵本”という表現をしているという感じです。

この”おとなの絵本”が日本語訳で小学館から『君のいる場所』というタイトルで出版されているのは知っていたのですが、原作を読んだので完全にスルーしていました。

つい先日、たまたま入った小さな喫茶店の本棚にその『君のいる場所』という絵本があるのに気づきました。ミックスサンドとコーヒーを注文し、その絵本を読んでみました。読み進むにつれて原作のイメージが脳裏に蘇って来ました。でも、残念ながら訳本はあまり人にはお勧めしません。やっぱり、訳本と原作とは心に響くものが違う気がしたからです。

映画そのものはアジア各国にとどまらず、欧州でも好評だったそうです。私もこの映画も好きですし、主題歌になっている孫燕姿の”偶見”という曲も好きで、昔はよくカラオケで唄ったものです。今でも、ちゃんと唄えます。このブログでもカラオケを貼ったことがあると思います。

ぜひ、原作を読まれることをお勧めします。


そうそう、先日、安部公房の未公開作品が発見されたという報道のことを書きましたが、私もついにその「天使」という小説を読みました。報道にあった”新潮”2012年12月号を買い求めて読んだというわけです。

”精神障害を持った男が病院の看護人を天使だと思い込みつつも病院を抜け出し、通行人や自分を天使だと思い込みながらさまよい歩く物語”なのですが、”どんなに彷徨い歩いても、人は本当の自由にはなれない、どこにいても精神は牢獄の中にいるのと同じだ”ということを皮肉を込めて描いているというか、22歳の時に書かれた三作目に当たるというこの作品には、すでに安倍公房の生涯のテーマである”不条理と人間の不安や狂気”に対する強い関心が込められていたことが確認できた気がしました。

この天才にして狂人がごとき繊細さを持った小説家、安倍公房という人は二度と出てこない逸材なんですね、きっと…。
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