小説「僕の彼女は中国人」

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zoom RSS 小児科を選ぶときに役に立つ本の話

<<   作成日時 : 2015/09/10 12:41   >>

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救急で未だにタライ回しがあるという話を昨日のニュースでみました。”奈良県では7月から断らない病院を決める”という文章が書かれている記事がありましたが、現実には今でもそんな病院はないようです。

奈良県の場合、”普段、自分の病院に通院している患者の救急を受け入れない病院、自分たちの病院を退院して1か月も経っていないのに、救急を断る病院”という無責任な病院が少なくありません。10軒以上の病院に断られて、奈良県の南の端から北の端まで救急車でやって来て、収容されたのは大阪府だったり、京都府だったりすることも現実にたくさんあります。私は、そういう気の毒な患者の受け入れ先の病院で働いたことがありますし、今もそういう病院の一つで働いています。昔も今も変わっていません。信じがたい無責任な病院はあるもんなんです。

でも、こういうことは奈良県に限らず、日本全国にあります。診る能力のない医師に限ってネットでは”何でも受け入れてくれる病院は危ない医者ばっかりだ”などと自己防衛丸出しだという自覚がないまま、自分の無能さや面倒臭くて受け入れたくないという本音を隠そうとします。

もちろん、設備もなく専門家もいないのに何でも受け入れるのは問題ですが、現実には”その地方で最も設備が整っていて、最も診療科が多く専門家と呼べる医師数も最も多い病院が救急を断る”という現実があります。それは全国的にみられる現象です。

昔、北陸地方の某国立病院で働いていたときは、医師が救急を受け入れる気持ちがあるのに、救急隊がそれを無視してより遠くの大きな病院に患者を搬送していたという不思議なこともありました。今でもそういう事例は皆無ではないようですが、”救急車は走行する方向を逆走はできない”というような不思議な面子重視の姿勢もあったりして、ややこしいというのも昔も今もあるようです。

それでは、せめて子どもだけでも、普段から信頼できる小児科医を探して受診しておけば、いざという時の家庭での対応の方法も指導してくれて、慌てなくても済むのではないか、という発想をする人もいるでしょう。

そういう人のために、よい小児科を選ぶために役立つ参考書があります。本当は、小児科医のために書かれた本なのですが、研修医や看護士や一般の保護者にもわかるように平易な言葉で書かれています。その本が、これです。

西村龍夫 「子どもの風邪 新しい風邪診療を目指して」(南山堂)

この本には、私も20年以上前から主張してきたことが、書かれています。あまりにも本当のことがずばりと書かれているので、いい加減な医師にとっては腹立たしいことが少なくないはずです。今まで多くの医師が患者とその家族をどのように騙してきたかが理解できる本なのです。この本に書かれている内容に賛同する小児科医は既に全国にいます。

昨年の10月には総合診療をしている医師向けの専門誌”治療”にこの本の内容を詳しく書いた特集記事がかかれましたし、間もなく小児科診療という小児科医を対象にした雑誌の2015年10月号にも詳しく、でも、ちょっとオブラートをかけたような、つまり、馬鹿な小児科医を怒らせないように控えめの表現を使った特集記事が出ます。

ある中堅の小児科医は”5年後には多くの小児科医が今自分がやっている馬鹿処方をなかったことのように知らぬ顔で新しいやり方を模倣するようになるだろう”と言って笑っていました。私は、そうなることを願っています。

効きもしない咳止めをやたらと処方したり、咳を止める作用がまったくないホクナリンテープやツロブテロールテープを”咳がひどいときに貼りなさい”とあたかも咳止めの薬であるかのような嘘をついて処方する馬鹿がいなくなることを心から期待しています。

ちなみに、最近のアマゾンの小児科関係の本では、この本が売り上げナンバーワンらしいです。著者とは知り合いなので、宣伝を兼ねて書いておきます。実際に読んでみましたが、素晴らしい本です。
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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
小児科に行くのが嫌な年頃になりました。昨日から喘息らしき咳ばかりです。今夜は、いきつけの喫茶店でハンバーグ、真っ赤なチェリーが入ったブルーソーダで気持ちリフレッシュです。マスターにネットでしか手に入らない、販売していないというのど飴を頂いて、塾に行きました。一年に一回、経過観察中ですが、今年は、もう大丈夫と言って病院に行きませんでした。少し咳がおさまっています。夕べは、パテックスを胸にはりつけて寝ました。小児科に行くのが嫌な年頃です。
早起きのまま
2015/09/14 20:03
日本では15歳までが小児科の対象ですが、諸外国では18歳までが小児科であり、小児科を嫌がる高校生は外国では稀です。日本人は外国人からみるとかなり特殊です。

ちなみにパッテックスは喘息にも咳にも何の効果もありません。地球上には、咳止めの貼り薬は実在しません。インチな医療機関では、ホクナリンテープやツロブテロールテープを咳がひどい時に貼るという嘘・デタラメを未だにやっていますので、そんな馬鹿げたところには行かない方がマシかも知れませんけどね。
矢吹 徹
2015/09/14 20:23
アメリカではメジコンは効かないことは常識であり、アスベリンやアストミンが効くという科学的根拠はないのに、これらを併用する馬鹿も日本にはいます。ホクナリンやツロブテロールは咳止めではないのに咳止めシールだと信じる馬鹿と馬鹿を騙す医者がいますが、メーカーさんは咳止めではないと明言していますし、咳止め効果があるという科学的根拠はありません。それでもこれらの薬剤を併用する馬鹿までいるから呆れますね。抗アレルギー剤であるアレジオンやザイザル、オノン、アレロックその他の薬も風邪には効きません。それでも風邪に処方する異常者がいます。
矢吹 徹
2015/09/15 19:06
咳がまだまだあります。今夜は、マクドナルドのベーコンレタスバーガー、ヘーゼルナッツオレオと言うパフェを食べて、塾に行きました。私は、エビフィレオバーガー、ヘーゼルナッツオレオでお付き合いです。

咳も日がらものでしょうが、昔は、こんこんしていると、胸をわずらうって、結核も疑った時代がありましたね。
早起きのまま
2015/09/17 19:55
結核は今でもありますよ。

むしろ、この10年以上は、すべての年齢で増えています。決っして、昔の話ではありません。
矢吹 徹
2015/09/17 22:47
結局、シルバー連休のごりやくで、お医者さんに引っ張っていきました。飲み薬3種類、貼り薬、吸入薬です。30日分のお薬、14日分のお薬です。今は、インターネットで予約受付で順番待ちシステムです。入力、いきなり36人待ちです。
早起きのまま
2015/09/19 20:11
連休の前後は、どこも混んでいますね。
矢吹 徹
2015/09/20 07:13

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